当事務所の姿を、取材を通して、地元の新聞記者の方がまとめてくださいました。
お読みいただけましたら幸いです。(スタッフ)

◆ 河北新報 朝刊「みやぎ仕事人列伝」に掲載されました(2019.8.27)
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代表小田嶋弁護士が取材を受けました。事務所の思いとして皆様にもお読みいただきたく、内容を転載いたします。

どんな事務所ですか?

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~~以下、紙面より引用~~

「相談料30分 1,000円(税別)」。

30分 5000円が相場とされる業界にあって、あえて安価な設定にしているのは「敷居の低い弁護士になりたい」との信念からだ。
「相談は採算度外視。お金を気にせず、早く悩みを打ち明けてもらうことが解決への一歩です」。事務所のホームページにも料金に関する自身の考えを記す。「無料も考えましたが、相談する側にも最低限の覚悟を求めたいですから」と明かす。

遺産相続や離婚、交通事故や労働争議…。依頼者の困りごとに法律のプロとして向き合う。心掛けているのは、依頼者の主張に親身に耳を傾けること。問題解決に向けて法的な助言をすることが任務だが、「その前に苦しい胸の内を話すことで、心を軽くしてもらいたい」と願う。

栗原市築館で生まれ育った。弁護士を志した原点は、身近なトラブルを法律の視点から分かりやすく説くNHKの長寿番組「生活笑百科」。素人が判断に迷う案件に、弁護士は法的根拠を示し白黒付ける。「これだ!」。夢を定めた。

東北大法学部に現役合格するも、肝心の司法試験には難儀した。「このままだと…」と不安になり始めた32歳で大願成就。2年の法律事務所勤務を経て34歳で独立した。事務所は青葉通に面した裁判所近くに構え、気軽に頼れる町の弁護士、いわゆる「町弁」を目指してきた。

依頼はまさに十人十色。罪を犯した人もいれば、事件・事故の被害者も、離婚や相続トラブルの当事者もいる。それぞれに事情や利害が複雑に絡み合い、「生活笑百科のような単純なストーリーは皆無に等しい」と苦笑いを浮かべる。

相談を受けながら、不覚にも涙してしまうこともある。「被害者にしろ加害者にしろ、人間は弱い存在。不安や悲しみ、孤独のただ中にいる人にどこまで親身になれるか。弁護士に求められているのは法の知識だけでなく、弱い人に寄り添える覚悟だと思います」

事務所には連日、多様なSOSが舞い込む。その多くが、過去に弁護した人からの紹介や再訪という点に喜びを感じる。

「人の負の感情に向き合うのは正直つらいことも多い。でも最後に『ありがとう』と言ってもらえた時の喜びはひとしお。これは『生活笑百科』の比じゃないと思いますよ」。今日も救いを求める人からの依頼を待つ。